血液型ダイエット
同じ食卓を囲む家族の中でも食の好み、体に出る反応の違いなど色々あるかと思います。
腸内細菌と血液型には関係性があるらしく、血液型によっても特定の食べ物を消化するのに長けている、または、苦手である血液型とあるそうです。
もちろん、個人の差やアレルギーなどもあるので、一概に血液型でこの食事法がベストとは言えないと思いますが、参考にはなると思いました。
アメリカで、1996年に出版された"Eat Right for Your Type" は、Peter D'Adamoという医師によって書かれた本で、ニューヨークタイムズのベストセラーにもなったそうです。それが、2016年12月に再び20周年記念で改訂出版されたそうです。
最初に誕生した狩猟民族は、O型だったそうです。次に現れた農耕民族がA型、そこから家畜と暮らす遊牧民に分かれたB型、その混血がAB型と分けられるそうです。
私も普段の生活の中で、この様な違いをなんとなくですが意識していました。でも、それは血液型というより、アメリカ人の狩猟民族と日本人の私の農耕民族の遺伝子の違いだと思っていました。主人は、お肉を沢山食べますが、私は主人や彼の家族の様に沢山食べられません。逆に、主人はお米が沢山食べられないのに対し、私は美味しいお米とご飯のお供さえあれば、何杯でも食べられてしまう程ご飯好きでした。子供たちは、私と同様にお肉を沢山は食べられませんが、白米や麺類が大好きで沢山食べられます。息子は、豚肉が合わないようですし、娘は、乳製品にお腹が痛くなるという反応が出たり、お肉よりお魚を好んで食べます。主人一人がお肉、乳製品を沢山食べていた時でも、肥満からきた健康被害の他には、特にお肉や乳製品を沢山食べたからお腹が痛くなるとか、肌に痒みがでるという様な事はなかったようです。というのも、彼だけ血液型が違うんです。彼はO型で、子供たちと私は、A型です。主人は、私たちと同じ食事をしていても、食べた物がダイレクトに体に影響してない様ですが、子供達と私は、体に合わない物を食べるとすぐに反応します。
実際に血液型別のポイントは、
O型は、免疫力が高く、病気になりにくい。
お肉を中心とした、高タンパク、低炭水化物の食事が良い。
成分無調整の乳製品を適量摂る。
低糖質に心がける。特に、お砂糖、果物、穀物は避ける。
ピーナッツ、コーン、豆類、穀物は避ける。
ジョギング、エアロビ、などを日常的に行う。
A型は、ストレスに弱く、免疫が弱い。
動物性タンパク質は少なめが良い。
野菜、果物、豆類、穀物摂取。
オリーブオイルやナッツ、種子などの植物性脂肪がお勧め。
オーガニックがベター、農薬をなるべく体内に取り入れない。
体に負担が少ないヨガやウォーキングがお勧め。
カルシウム、鉄分、ビタミンA、ビタミンEを積極的に補う。
B型は、O型の次に免疫力が強いそうです。
動物性タンパク質、野菜、果物をしっかり摂る。
乳製品に不耐症がなければ摂取しても良い。
ピーナッツ、コーン、レンズ豆、グルテンは避ける。
鶏肉よりもその他の動物性タンパク質が良い。
ランニングやサイクリングなどの運動を取り入れる。
AB型、免疫力は弱い方。
A型とB型の食事を取り入れるつつ、自分の消化に合った物を摂る。
お肉より魚介類がお勧め。
赤身肉と穀物、種などは避ける。
豆類、コーン、お酢、お酒は控える。
コーヒーやお茶、お水の摂取もOK。
色々なタイプの運動を取り入れる。
ちなみに、アメリカ人の44%がO型、42%がA型、10%B型、4%がAB型だそうです。
A型、O型が多いのは日本も同じだと思いますが、こうして見てみると、パレオダイエットに共通している点があると気が付きます。
それは、自分たちの祖先が食べてきた物を取り入れるという点。パレオダイエットでは、基本、原始人食などと言われ、農耕が始まる前の狩猟採取時代の食事とされていますが、私が参考にしているパレオダイエッター医師のBallantyne氏は、民族によって食べてきた物が異なるため、身体に悪影響が出ないのであれば取り入れても良い食品はあると著書の中に記しています。そして、この血液型ダイエットのA型を見ると、農耕民族の日本人が長く食べてきた食事だとわかります。やはり、日本人にはこの様な食事が理想なのかもしれないですね。
Eat Right 4 Your Type: Fully Revised with 10-day Jump-Start Plan
- 作者: Peter D'Adamo
- 出版社/メーカー: Cornerstone Digital
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