乗馬大会に初出場 娘編
週末に行われたキャピタルエリア(州都地区)の乗馬大会に、乗馬を始めて3ヶ月の息子はウエスタン式、娘は英国式で出させていただきました。
大会2日目のイギリス式。
テキサスという土地柄でしょうか?乗馬人口もウエスタン式の方が多いのか、英国式は昨日のウエスタン式よりエントリー人数も少なくスムーズに進んでいました。
娘は緊張している様子は全くなく、お腹が空いたと持ってきたお弁当をモリモリ食べていました(笑)。私の方が緊張してソワソワ。
というのも、娘が乗る予定の馬が急遽欠場。クラブ1番の頑固なお馬さんに乗ることになってしまいました。
この馬は、コーチがレスキューした子なので、コーチの子供のような特別な存在だそうです。
最初は人間に触られるのも嫌がったそうで、コーチは、そんな馬を人間と共に成長して欲しいと思い、いつかは大会に出すと決めていたそうです。
練習でも1度もこの子に乗った事のない娘。しかし、娘は全く心配していませんでした。出番前に軽くウォーミングアップをした娘は、戻ってくると自信に満ち溢れていた様子でした。すごくかわいい子なの、と私に話してくれました!
いよいよ娘の出番。場内には10組が入場しました。アナウンスで色々な指示が出されます。止まって180度向きを変える、5歩前進や後退、速歩から駈歩、等々です。
意外にもすんなりと娘に従っていた馬!前後に5歩づつ歩かせる時に少しオーバーしてしまいましたが、方向転換や速歩、駈歩はきちんとできていました。ただ、娘の安定感が悪かったように思います。他のお子さんは、皆さんバランスが良く美しい!やはり初心者の娘には安定感がありませんでした。
昨日の息子の時は、初めてだし楽しんでくれたらいいかなと思っていたので気軽に観ていられましたが、息子が4位を1つの部門で獲れたので、どうか娘も入賞できますようにと願って観ていました。
幸い、子供の部はエントリー者が少なく10人のエントリーでしたので、7位と8位を頂きました!
しかし、お兄ちゃんが4位なのに私は全然だめと全く嬉しそうじゃなかった娘にコーチから有り難いお言葉を頂きました。
コーチ曰く、1、2、3位などの上位の馬は皆、競技用として厳しいトレーニングを長期間受けてきた馬たち。確かに、上位3位までは、どの部門も同じクラブの同じ馬ばかりの名前が並んでいます。
そのような馬たちは、車に例えるならオートマ車の様なもの。馬の乗り方や馬の扱いが分かっていれば、ボタンを押したかのように動いてくれるのだとか。そのような馬に乗っていい賞を獲るより、人間と共に成長して一緒に何かに挑戦する事、一緒に経験をして馬と一体感を味わう事をわかって欲しいと…。
コーチのこのお話に、娘は今回の大会に出場させてもらえた本当の意味がわかった様で、日本に行くまでの残りの日々は馬たちともっと一緒の時間を作るために、レッスン後にはボランティアする事に決めたようです。
後半は、馬術競技の部門で、いつか馬術競技にも挑戦したいと言っている娘ですが、私はそれこそ心穏やかに観ていられないと思いました(笑)。
今回、息子と娘がこの大会に出させていただいたことは、2人にとって本当に素晴らしい経験となりました!