パレオ一家の日記

4年間のお肉、乳製品なしのベジタリアン生活で糖質過多になってしまい、皮膚の炎症、関節炎、アテロームなど様々なトラブルが現れ、パレオダイエットを始めたら劇的に改善。アメリカでパレオ栄養士ディプロマを取得し、家族と愛犬の健康維持を目指しています。

グラスフェッドのお肉

私がお手本としているパレオダイエットでは、1番のタンパク質源は天然の魚介類からですが、お肉を食べるならグラスフェッドのお肉や野生のジビエなどのお肉が勧められています。



牛は、本来なら草を食べて育ちますが、現代の畜産の牛は、トウモロコシや大豆の飼料(ほとんが遺伝子組み換え)で育ち、アメリカではもっとひどいと、それよりも安い肉骨粉を食べて育っているそうです。肉骨粉を牛にあげた事により、狂牛病が起ったそうですが、肉骨粉のお話は本当に恐ろしいです。


アメリカのほとんどの食肉生産現場では、多くの家畜を早く成長させ、早く食肉として出荷して利益を上げる事が優先されているそうです。

そのため、身動きも取れないような場所に押し込められ、病気にならないようにと抗生物質や早く成長させるためのホルモン剤などが投与されているという具合です。

一方で、グラスフェッドは、草を食べさせられたと言う意味の通り、牧草を食べて育ったお肉のことです。

牧草を自由に歩いて、草を食べて育ったお肉にはオメガ3脂肪酸が含まれているそうです。オメガ3とオメガ6の理想的な摂取バランスは、1:1〜1:4なのですが、現代人の食生活からだとオメガ6が圧倒的に多くなってしまうので、タンパク質も油もできるだけオメガ3を多く含む物を食べた方がいいですね。

オーガニックのお肉にも50%ほどはオメガ3が含まれているそうなので、グラスフェッドが手に入らない場合は、まだオーガニックのお肉の方が安心みたいです。

お肉の食べ過ぎは腸内環境を悪くしてしまうそうですので、我が家では、お肉を食べる日を減らして、なるべく魚介類。たまに食べるお肉の日にはグラスフェッドを選ぶようにしています。

アメリカでは最近、「グラスフェッド」がどんどん市場に出てきていて、お肉の他にもヨーグルト、チーズ、牛乳、バターなども普通のスーパーでも目にする様になりました。パレオダイエットで推奨されているグラスフェッドは、今ではノンパレオの方にも需要がある様です。