パレオ一家の日記

4年間のお肉、乳製品なしのベジタリアン生活で糖質過多になってしまい、皮膚の炎症、関節炎、アテロームなど様々なトラブルが現れ、パレオダイエットを始めたら劇的に改善。アメリカでパレオ栄養士ディプロマを取得し、家族と愛犬の健康維持を目指しています。

パレオダイエットと油

花粉症の方には辛い季節ですね。

油の種類のバランスと摂取量、アレルギーや花粉症、その他の疾患が腸内環境と関係があるみたいで、パレオダイエットでは、質の良い油の摂取を勧めています。

油は必要な栄養素ですが、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸のバランスが大切なのだそうです。
理想は、1:4だそうですが、現代のアメリカ人は、1:16近くもオメガ6を摂り過ぎているそうです。
オメガ3は、炎症を抑える効果があるのに対し、オメガ6が多いと炎症を抑えるオメガ3が効かなくなり炎症を起こしてしまうそうです。
体内で火事が起きた時には(炎症)、オメガ3脂肪酸が鎮火してくれるのが、オメガ6脂肪酸が多くなってしまうと火の勢いが強すぎて、鎮火することができなくなってしまうのだそうです。結果、様々な炎症、循環器系疾患、自己免疫疾患、骨粗鬆症、メタボを起こす可能性が出てくるのだそうです。

実際に、摂取量に気をつけた方が良い油とは、キャノーラ油(日本の低温圧搾の菜種油はベター)、コーン油、綿実油、グレープシードオイル、マーガリン、パームカーネルオイル、ピーナッツオイル、紅花油、ショートニング、大豆油、ひまわり油、サラダ油(ベジタブルオイル)です。危険な油は、サラダ油、マーガリンなどのトランス脂肪酸で、アメリカでは数年前から規制があります。外食、加工食品、市販の調味料などにも沢山リノール酸の油が含まれているので、この様な食品を日頃よく食べる方は、オメガ6の摂取量が上回ってしまうそうです。原材料に、植物油とあったら、オメガ6が使われていると思って、摂取量には気をつけた方が良いかもしれませんね。

お魚は、パレオダイエットでは理想的なたんぱく質源だそうです。オメガ3、DHA, EPAが多い物を週に最低でも3回は摂るといいらしいです。フラックスシードやチアシードにもオメガ3は含まれますが、植物性のオメガ3には同じ様な作用がないそうです。お肉ならグラスフェッドのお肉を選ぶとオメガ3脂肪酸を摂取できるそうです。従来のトウモロコシや大豆飼料で育ったお肉には、オメガ6脂肪酸が含まれているので、やはり摂りすぎには気をつけた方がいいですね。

この様に、オメガ3とオメガ6のバランスを意識するためにも、上記の油の摂取量に気をつけると、アレルギー、花粉症、喘息なども改善されるそうです。
私は、小児喘息で育ち、アレルギー体質です。主人も子供達もアレルギー体質で、主人は、4年前に花粉症などのアレルギーが悪化して、蓄膿症の様なひどい鼻炎状態にまでなり、手術を受けました。そして、主人もお肉と乳製品を止め、家族でアレルギーや花粉症が改善されましたが、多少のアレルギーはまだ残っていました。パレオダイエットを始めてから普通のお肉も食べますが、油を変え、精製されたお砂糖を止め、加工食品は原材料がパレオダイエットで承認されているものに限定という食事に変えてから本当にくしゃみ、鼻水など家族全員なくなっています。

我が家で使っている油は、ギーバター、アボカドオイル、ココナッツオイル、オリーブオイル、低温圧搾で作られたごま油です。加熱調理には、ココナッツオイルかアボカドオイル、ギーバターを使い、生のままは、エキストラヴァージンオリーブオイルとごま油を使っています。オリーブオイルも高温調理向きと言われていますが、Ballantyne氏は、スーパーなどで買うことのできるオリーブオイルの品質では、加熱しない方が良いと言っていました。最近では、ココナッツオイルの摂り過ぎが心臓系の疾患を引き起こすという報告もアメリカではあるそうですが、アルツハイマーには効果があるという論文もある様です。でも、全ての油はやはり油なので、適量に摂取する事が大切なのだと思います。

油を変えると花粉症やアレルギーが改善するという記事や本もかなり出ているので、アレルギーや花粉症で悩んでいる方は、1度専門家の方の見解を知るのもいいかと思います。





朝飲むコーヒー用に購入したバニラビーンのギーバターと同じメーカーの白トリュフ入りも買ってみましたが、こちらも美味!

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