パレオ一家の日記

4年間のお肉、乳製品なしのベジタリアン生活で糖質過多になってしまい、皮膚の炎症、関節炎、アテロームなど様々なトラブルが現れ、パレオダイエットを始めたら劇的に改善。アメリカでパレオ栄養士ディプロマを取得し、家族と愛犬の健康維持を目指しています。

パレオダイエットを始めるきっかけ

我が家は、豚肉にアレルギーのような症状が出ていた息子、乳製品を摂ると下痢を起こしていた娘、そして、グルテンを沢山摂れない私、食物アレルギーはないが、メタボ気味だった夫の4人家族。4年程、玄米でベジタリアンに近い食事をしていた私たち。私たちが住むアメリカのお肉は、抗生物質ホルモン剤が多く与えられているらしく、全てオーガニックにしていたら家計は破綻してしまうし、それならお肉は摂らない方がいいのかなと思い、タンパク質は、卵、魚介、大豆などの豆類から摂取。可能な限りオーガニックの物を選び、自分ではかなり健康的な食生活をしていたと思っていたのに、どんどん健康状態が悪くなる私の身体。歳のせいかもと、あまり気にしていませんでしたが、病院に行かなくてはまずいかな、と思うほど悪くなってきたので、これを機に再び食生活を見直す事に。

そして、自分の食事の中で、かなりの割合を占めていると思った物が、糖質。私は、グルテンは摂れないが、グルテンフリーの炭水化物、スイーツ、果物、根菜類など、糖質が高い物が普段の食事に多い事に気がつきました。そこでまずは、糖質制限をしなくてはいけないのではと、2017年の秋から糖質制限をスタート。しかし、自己流で始めたので、イライラしたり、頭痛がしたり…。これは正しい方法ではないのではないかと中断。行き着いたのが、アメリカで健康志向の人たちに浸透してきているパレオダイエット。そして、パレオダイエットをゆるく食生活に取り入れてみたら、なんだか家族みんな調子がいい!
新しい年を迎え、これは本格的に始めてみてもいいかもと思える手応えのような物を感じ、1月1日のお節料理を最後に、翌日から本格的にパレオダイエットスタート。

原始人食、旧石器時代食などとも言われるこのダイエット法、アメリカではかなり昔からあったそうです。この食事法は、ダイエットと言っても減量目的ではなく、健康的な食生活の事。アメリカで再び広まったきっかけは、コロラド州立大学、オーレン・コーデイン教授の2002年に出版された本だそうです。今では、アメリカ国内だけでなく、沢山の人が実践されているようですね。

そして、このダイエットは、食事法だけではなく、パレオというライフスタイルとして確立されているそうです。
食事法として摂取して良いものは、野菜、天然の魚介類、牧草を食べて育ったお肉、野生の動物の肉、卵、健康に良い脂肪、果物、ナッツなど。
逆に、制限している食品は、加工食品、豆類、精製されたお砂糖、穀物、乳製品(ギーバターを除く)となっています。
ライフスタイルは、なるべく太陽の光を浴び、身体を動かす、電化製品と上手に距離を取る、睡眠をしっかり取る、人付き合いを大切にするという内容。

本格的なパレオ食をスタートして一ヶ月が過ぎ、このまましばらくは続けてみたい思える程の嬉しい変化が現れたのです。