パレオ一家の日記

4年間のお肉、乳製品なしのベジタリアン生活で糖質過多になってしまい、皮膚の炎症、関節炎、アテロームなど様々なトラブルが現れ、パレオダイエットを始めたら劇的に改善。アメリカでパレオ栄養士ディプロマを取得し、家族と愛犬の健康維持を目指しています。

国際バカロレアプログラム

息子が通うミドルスクールは、IBスクールと呼ばれる国際バカロレアプログラムを導入している小中高一貫教育の公立高校です。
日本でも国際バカロレア(IB)の教育プログラムの学校が増えてきている様で、2013年には、文部科学省もIBプログラムがグローバル人材教育に有効であると発表したそうで、今後益々IBスクールが日本にも増えるのではないでしょうか。

IBプログラムの終了資格を取得すれば、色々な国の大学の入学資格となります。このプログラムを利用すれば、アメリカの大学なら学力を証明するSATやACTなどのテストを受けずに大学入試に使えるそうです。

そして、このIBプログラムを取り入れている学校の大きな特徴は、教育理念ではないでしょうか。IBプログラムには、IB Leaner Profile という理想の10か条の様なものがあります。


Inquirers (探求者)

Knowledgeable (知識、見識のある人)

Thinkers (考える人)

Communicators (伝える人)

Principled(信念を持った人)

Caring(思いやりのある人)

Risk-takers(リスクを恐れず挑戦する人)

Balanced (バランスのとれた人)

Reflective (反省する人)


この様な特徴のあるプログラムですが、学校ごとにも特色はあるかもしれないですね。他のIBスクールの事はわからないので、息子の通っている学校との比較はできませんが、息子は毎日楽しいと学校に通っています。ただ、息子曰く、「最高の先生がいて、最高の環境。勉強ができる生徒も沢山いるけど、賢い選択をしない子もいるのが残念』と言っていました。毎年、名門大学へ進学される生徒さんも多い様ですが、息子からの話を聞くと、道徳教育にももう少し力を入れて欲しいなと思う事もあります。それでも近隣の学校より全然落ち着いているいい学校なので、アメリカの中学校や高校は本当に危険がいっぱい潜んでいるんだと思います。

アメリカでは、公立の学校でもかなりの差があります。学校も10段階でランキングされていて、9や10評価の学校の学区の不動産価値はそれだけで上がります。
当然ランクキングの下の数字の学校の学区の住宅は安く、治安もよくないことが多いです。この様に、公立学校の評価が数字で一目瞭然でわかるので、お子さんがいる家庭はお家選びをする際には簡単に参考にすることができます。このシステムは便利だなと思いますが、いい学校の学区でのお家探しが本当に大変みたいです。

我が家は引っ越しが控えていて、新天地の近くにはIBスクールがありません。息子も学校を転校することを嫌がっていますが、夫の転勤なのでどうすることもできません。
残りの学校生活で少しでも多くのことを学んで欲しいと願うばかりです。